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きままな娘 わがままな母きままな娘 わがままな母
(2009/12/15)
藤堂 志津子

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藤堂志津子さんの作品は、全体にシリアスなものが多いように感じていましたが、
こちらは、なんだか方のチカラが抜けた、面白いお話でした。

大切なんだけど、時々疎ましくて、
いないとほっとする反面、妙に淋しかったりする。

母と娘の関係って、その家庭によっても、
年代によっても、様々なんだろうけれど、
きままな娘とわがままな母は、結構うまくいく組み合わせなのかも。
当たり前のことですが、自分が年を重ねた分だけ、親も年老いていく。
そんな中で、母と娘の関係性も少しずつ、変化していくのだろうな。

身内だからわかる、親戚づきあいの煩わしさや、家系の重さみたいのも、
直視して書かれているので、気持ちがザワザワしたところもありましたが、
ラストはとても温かな気持ちになりました。

              ++++

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【2010/07/01 20:46】 | 読書 トラックバック(0) |
僕の明日を照らして僕の明日を照らして
(2010/02/10)
瀬尾まいこ

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瀬尾まいこさんの、久々の長編は、
家庭内暴力という重いテーマでした。

母子家庭で育った中学2年の隼太は、
母親の再婚相手から、暴力を受けます。

いつスイッチが入るのか、
いつまで続くのか、
終わりの見えない暴力の恐怖から
逃れようとしない隼太。
それどころか、ほかの誰との関わりよりも
新しい父親との時間を大事にしようとします。
なぜなら彼は暴力より怖い、長い夜を知っているから。

作者が中学の教師をなさっているからなのか、
隼太がまさに中学2年の男子そのものらしく感じました。
(うちの息子にも共通するところがたくさんあるし・・・)
難しい年頃真っ只中の彼らには、
母親だけでは補えない部分があるのでしょうね。

偶然にも、この本を読み終えた日、
15歳の少年が自宅トイレに監禁されるという
事件が報道されていました。
虐待・家庭内暴力。
最近こういう事件が多いですよね。
自分も子を持つ親としては、信じられないことですが。
この手の事件が、再婚家庭に多い(或いは交際相手による)というのにも、
とても心が痛みます。
暴力自体も許し難いことですが、
自分の子供を庇護する立場にあるはずの親が
その加害者になるということが、
どんなにか、子供を傷つけることになることか・・・。


このお話では、母親が知らないところで
暴力が行われるのですが、
隼太がそれを自分で受け入れている日々の中でも、
友達や、ガールフレンドと過ごす時間を通して、
心の変化がみえてきます。
彼が大人になっていく過程が、しっかりと伝わってくる。
それはなぜか、とても切ない気持ちになる類の感覚でした。
(母親の立場で読むからなのでしょう。)

彼の明日を照らすもの
それがなんだったのか。
読み終えてすぐは解らなかったのですが、
漠然としていたそれが、
しばらくたった今、
少しみえてきたように思うんです。
暗くて重いテーマではあるけれど、
強く心に残るお話でした。


         +++++


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【2010/06/15 15:14】 | 読書 トラックバック(0) |
パスタマシーンの幽霊パスタマシーンの幽霊
(2010/04/22)
川上 弘美

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 雑誌・ku:nelに連載中の川上弘美さんの短編をまとめた1冊です。
 ku:nelは定期購読しているので、
 お話はほぼ読んだことがあるものばかりですが
 こうしてまとめて読んでみると、
 何回か登場するキャラクター(注:人とは限らないのです)があったり、
 ひとつひとつのお話のテーマみたいなものが、ぼんやり浮かんできて、
 違った楽しみ方ができました。

 そもそも、ku:nelを定期購読することにしたのは、
 この方のお話が読みたかったから。
 全てバックナンバーは手元にあるわけですが、(かなりの重さになっている:::)
 1冊の本として読むと、とっても贅沢な気持ちになりますねw
 

 川上さんの短編は、わたし的には、
 すっと入って、すっと抜ける感じなのです。
 それは1冊に凝縮された場合も同じで、
 もう一度読み返しても、すっと入ってくる感覚なのでしたw
 
 ku:nelの新刊が届くと、
 まず、川上さんのお話のタイトルを確認します。
 毎回かなりわたしの気を引くタイトルなのです。
 で、読むのはかなーり経ってから。
 だって、ku:nelは奇数月しか刊行されませんから、
 先に読んでしまうと勿体ない!

 この本は、しばらくして文庫本になったら買います。
 きっとまた、お話に登場する面々に会いたくなるでしょうから。
 
                            +++++

 

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【2010/06/03 13:17】 | 読書 トラックバック(0) |
れんげ荘れんげ荘
(2009/04)
群 ようこ

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群ようこさんは、大好きな作家さんのひとり。
長編を読むのは久しぶりです♪

この方の本を読むときは、ひとりきりの時がいい。
ついププッと、吹き出してしまうところが多いから。 
ひとり笑いを悟られないように、
周囲に気を配りながら読むのは、至難の業なのです。

 超ハードな仕事を辞め、苦手の母がいる実家に別れを告げて
 45歳のキョウコが初めての一人暮らしに選んだのは、
 今にも壊れそうな安アパート“れんげ荘”だった。 
 そこで出会うキョーレツなキャラの住人たち。
 離れてみてわかる、家族との価値観のズレ。
 会社を辞めたことで知る、時間の流れのゆるやかさ。
 何もすることのない、のんびりした毎日がくれるもの。


仕事人間だった主人公が、少しずつ自然体の自分を取り戻すまでが、
気負いなく描かれていて、読んでいる自分まで
ゆったりとした時間に身を置いているような気持ちになりました。

45歳で仕事を辞める・・・は、できそうにないけれど、
仕事や家事やetc
日々の煩わしさが嫌になったとき、
このお話を思い出すと、少し心のリハビリができそう。


群さんのお話で楽しみなのは、個性派の脇役だったりするのですが、
今回のお話でも、そんな個性的な面々が絡んで、
なんでもない日々の中にも、ちょっとのハプニングがあり、
お話に面白さが加わっていました。

なんとなく尻切れトンボっぽい終わり方なので、
続編があってもいいかなと思いました。
 
              ++++
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【2010/05/30 21:58】 | 読書 トラックバック(0) |


みぃ
群さん、ワタシも大好きで数冊持っています♪
ほとんどニャンコの話ですが‥。
群さんのご家族は個性豊かで賑やかですよね^^
ププッと吹き出す気持ち、わかります!

>みぃサン
nonoko
コンニチハ♪
みぃさんも群ようこさんの本をお持ちなのですね!
わたしも群さんの書く、ネコのお話が大好きです。
“とらちゃん”は、私の一番好きなお話で、
何度も読み返しましたw


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恋愛嫌い恋愛嫌い
(2008/10/24)
平 安寿子

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 職業も年齢も違うけれど妙に気が合う。
 ランンチメイトの3人に共通すること=恋愛に熱くなれないってこと。

 自分における恋愛の比率が、周りの女子より少しばかり少ない。
 仕事に打ち込んだり、趣味やペットに情熱を注いだりするのと、
 同じくらいの熱さで、恋にのめり込めない、
 女子力低めの20~30代の日常が
 平さんらしいユーモアあふれる文章で、描かれている。

 恋愛嫌いというタイトルではあるが、ホントのところは恋愛話です。
 熱くなれないにしても、恋愛抜きに語れない年代。
 要は比率・・・?

 平さんは、人間観察眼が半端じゃなく優れていると思う。
 それが作品のリアリティと面白さに繋がっている。
 皮肉のスパイスががピリリと効いたお話の展開は、
 恋愛のお話にして、甘くはない。

 そして、ひとりの人間をいろんな角度からじっくりみているから、
 見落としてしまいそうな、小さい優しさや、
 底にあるあたたかな気持ちに、ちゃんと気づくのでしょう。


 キョロ(猫)とブログ。それだけで満たされる人生。
 それでいいさと開き直れない、罪悪感のような、不安感のような、
 居心地の悪さが常にあって・・・。
  一人で生きちゃ、ダメですか?/翔子・26歳 

 女の干物になっちゃいますよー佐野の言葉がゲップのようにこみ上げる。
 いいのよ。あきらめたくない何かに出会うまでは、
あきらめ上手でやってくわ。/喜代美・29歳

(いきなり)部長になれだなんて、今すぐオリンピックに出て
 棒高跳びに挑戦しろと言われるくらいの衝撃だ。/鈴枝・35歳 
 

 短編・連作ですが、意外なラストまで一気に読めます。
 表紙の色っぽさとは正反対の、平ワールド。
 あー、やっぱりすきだなあ・・・。


                  +++++
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【2010/05/26 10:40】 | 読書 トラックバック(0) |


みぃ
恋愛は幾つになっても、
していたいなと思います。
人を好きでいられる事‥、
辛い恋もあるかも知れないけれど、
恋をする気持ちは大切ですよね^^;

>見落としてしまいそうな、小さい優しさや、
 底にあるあたたかな気持ち…

きちんと感じ取れる自分でいたいです。

>みぃサン
nonoko
コメントありがとうございます!
恋をする気持ち~大事とは思いつつ、
年々、比率は下降中です:::

どちらかというと、この本の主人公たちの
気持ちがよーくわかる,
今日この頃w
でも好きな人がいると、毎日心が潤うし、
小さな気づきも多いように感じますよね~♪


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