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蝶花嬉遊図 (講談社文庫)蝶花嬉遊図 (講談社文庫)
(2010/02/13)
田辺 聖子

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  わたしがまだ実家にいた頃(中学生のころか?)
  母の本棚にはこの方の本が並んでいたように記憶している。
  原作は、それくらい昔のお話なのである。
  
  なのに、この方のお話は、年月をまったく感じさせない。 
  いつ読んでも面白くて、新しい。
  なので、田辺さんの本は、図書館では借りません。
  手元に置いておきたいから、文庫で読むのです。

  軽快な関西弁で語られることば達は、
  毎日の中に息づいていて、その親しみやすさからか、
  嘘くささがない。
  どんなお話も、わたしのツボにはまっているから、
  一気に読みたい気持ちを抑えながら、ちまちまと読むのだけれど、
  読み終えるまで先が気になって仕方がない。

   
  真の幸せって、いったいなんだろう?
  貪欲に自分の幸せと向き合う、主人公モリ(33歳)と、レオ(50代・妻子あり)の
  美味しくて楽しい日々。

  「私には少なくとも、同じビスケットを二つに割ったというか、同じ饅頭を二つに割った
   ようなのが、私とレオだという気がする。」 文中より


  そんな人と巡り会えた幸せにいながらもモリは、
  
  「レオに教えられたのと全く、反対の方向にすべりだそうとしている」文中より


  ちゃんと向き合っているからこそわかる、小さな心のズレや変化。
  あまりに自然な流れのなかで起こるから、見逃してしまわないように
  気をつけないと。

  そう、田辺さんのお話は、
  “すとんと、終わる” ことが多いから、油断してはいけない。
  歩いていたら、それとは気付かない穴ぼこに、
  すとんと、納まるように終わるのです。

  やられた! と、いつも思う。
  そして、その終わりに納得してしまう。
  そこが田辺さんの好きなことろだったりします。
   

                     +++++
  
   
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【2010/04/15 15:25】 | 読書 トラックバック(0) |
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